婚活マーケティング [つぶやき]
今年、ある友人から年頭のご挨拶をいただいた中に、「今年こそ結婚」という人がおりました。
今は結婚するにも、就活ならぬ婚活が必要、とのことで。そういえばそんな言葉が流行る前、私もそれらしきことをやったなあ・・・と少し遠い目をしてしまうのでございます。
で、少し考えたのでございます。
婚活するにはマーケティングが必要!?ではないでしょうか。長引かせないためにも、納得の行く婚活にするためにも。 ・・・ということで、まず冷静に自己分析から。
「どうして結婚しようと思いましたか」これは原点を設定する意味でとても大切なのではないかと思います。動機付けと言い換えても良いかもしれません。その動機が「仕事のペースを落としたい」「今の会社(現状)から抜け出したい」でも構わないと思います。それが原動力になるのであれば。そして婚活中に何度となく立ち戻り、検証に、先へ進むための礎になるならば。
「相手に望むことは何ですか」外的条件も内的なものも含めて、全部書き出してみませんか。相手の実家のことも含めて。とにかく細かいことまで一度全部。さてここからが肝要です。「あなたが上で書き出したような男性になったと仮定して、結婚相手としてどんな女性を希望しますか」これも全部書き出してみましょう。同じように思いついたことを全部です。
そして、「あなたが女性に対して望む項目を見て、どのくらい自分がそれに当てはまるか検証してみましょう」全部当てはまりますか? 本当に?? きっと全部当てはまらないだろうと思います。良くても80%当てはまれば上出来ではないでしょうか。
では、次に「当てはまらなかった点」は何ですか。 その中で、努力をすれば自分自身のスペックを上げられるものがあるでしょうか。 例えば、「年齢」は自分で努力をしてもどうにもなりません。時間を戻すことはできないわけですから。 ですが、外見と内面に関わることは努力すれば変えられる可能性もあるわけでございます。 そこを整理してみようというわけです。 また、年齢など、自分の努力ではどうにもならない点があるなら、それを他の点でカバーなり置き換えができる可能性はありませんでしょうか。
…ここまで整理しましたら、次は行動に移さねばなりません。
一つは上で発見した、努力をすれば上げられる自分のスペックを上げる、ということ。家事が全くできないのであれば、まず同居家族の家事を一つづつ引き受けてみる、花嫁学校(今もあるのでしょうか、フィニッシングスクール?)に入る、など。お料理が弱点ならば、習いに行く。体型が気になるなら、変えるように努力するなど。
それに並行して、あなたの書き出したような男性が、一体どの辺りに棲息しているかを考え、そこへ出入りするなり、本当にあなたが予想したエリアに存在するのかをリサーチする必要があるのではないでしょうか。
ところが、実際には思ったところに思った男性が居ない可能性も高いわけでございます。そこで、結果としては「とにかく門戸(知人・ネットを含む)を広げて、エリアを広く持ち、出会いのありそうなところは全部情報を得られるように努力する」ことが必要になってくるように思います。
ここまでするにもエネルギーが必要でございます。ですが、気になる男性を見つけてアタックする、さらにお付き合いへと発展すれば、もっとエネルギーを要します。ここで大変と思っていては、先行き暗いです(汗
上手くいけば、あなたがそうやって結婚相手を探していると知り、男性からアプローチがあるかもしれません。そうしたら、まずは条件だけで拒否らない方が得策だと考えます。
ではどうして最初に男性への希望を書き出すようなことをしたのか? これは一番には、その全てに当てはまる男性は居ないのが基本、と認識するためです。あなたが男性であったとして、「理想の」女性像に実際のあなたが100%当てはまらなかったのと同じように。
まず会うかどうかについては、ご紹介先が知人か相談所かネットかによって違うと思います。知人の場合は、たいてい会う機会をお見合い、合コンに関わらずセッティングしてくれるでしょう。そうすると、まずお会いしてから日々のコミュニケーションはメールで、という順序が主流ではないかと思われます。相談所等の場合は、いくつか方法があるようですが、最初にメールのやりとりから、というのは考えにくいのではと思われます。ネットの場合は、メールでのコミュニケーションが先で、後に面会があることの方が多いと思います。
ですがいずれにせよ、最初のアクション段階で会う、又はメールを続けることは積極的にするべきと思うのでございます。どうしてでしょうか? 特にネットの場合は玉石混交、様々な人からアプローチがあり、最初は全員とやりとりをするのはとても大変なのは明らかなのに? その男性と面会を継続する意思をもってメールの交換を続ける、もしくは面会するかどうか判断するためにメール交換を継続する中で、自然と返信頻度が高い人や返信までの期間が短い人などが残り、他は淘汰されていくからです。おそらく早ければ1ヶ月で、遅くとも3ヶ月以内には、引き続きやり取りをする人の数は10%~20%になっているだろうと思われます。
そうすると、最初に書き出した男性への希望に立ち返り、その中で一つだけ譲れないことを決める必要が出てくるかもしれません。というのは、最終的に数人の候補が居る場合、全員が「帯に短し…」となる可能性が否定できないからです。
また、この段階でネット出会いの場合は実際に面会してみる、紹介の場合は、その後の面会の頻度やメールの頻度などを考慮して引き続きその方と時間を共有したいかどうかを自答することが必要になってくるのではないかと思われます。
自答する際に、一番の要となるのが、その「一つだけ譲れないこと」になるはずなのでございます。また、途中で道を見失った時、何かが起こるたびに最初の「どうして私は結婚したいと思ったのか」に対する答えと、相手に対して希望する、一つの一番大切なことを思い出すことが軌道修正の方法にもなり得ますし、次への一歩を踏み出す力になろうと信じるからです。
最終的にはその「一つだけ譲れなかったこと」さえもどうでも良いと思える人に巡り会うかもしれません。それはとても幸せなことだと思います。
婚活をせずに、マーケティングをせずに、生涯の相手と逢える人には、馬鹿馬鹿しい作業かもしれません。 ですが、そうでない人には一度やってみることをお勧めしたいのでございます。
正直、婚活中一度は大失敗をした私でございますから、えらそうなことは申せませんし、これが100%正しいというつもりも毛頭ございません。 じたばたした挙句、大失敗して泣いてあきらめて開き直った時にご縁があった私です。 でもじたばたしていなかったら、きっと今のご縁は無かったろうと、それははっきり申し上げられます。 マニュアルの無い、マーケティングは時間も体力も必要です。 試行錯誤と小さな失敗の積み重ねかもしれません。 私は「結婚=幸せ」「独身=不幸」などとは決して思いません。 ただ、少しでも結婚したいなと思う気持ちがあるなら、一生に一度くらいご縁を引き寄せるべく努力すべきと思うだけでございます。 そうすれば、もしそれがご縁に結びつかなかったとしても、後の人生の過ごし方は違ってくるのではないかと思うのです。 ですが私は、100人にそれぞれ100通りの正しい道とご縁があると信じております。
以前、着物がご縁でコメントなどいただきました、oribonと申します。
すっかりblogは更新しておりませんで、違う方を更新していますが(汗)私も結婚し、いろいろと思うところがあります。
言葉に上手くできない「結婚」というものを、ちゃんと文章にされたwatersprite_izumi さんを「すごいなぁ」と思い、コメントさせていただきました。
by oribon (2009-01-19 10:30)
お久しぶりでございます☆
お元気そうで良かったです。
いろいろ考えることを溜め込むのは良くないと思い(爆、こんなところで吐き出させていただいております(汗
「人生楽ありゃ苦もあるさ」
水戸黄門のオープニングソングは深いなあとしみじみ思う、今日この頃でございます・・・。
先は長いですから、途中で息切れしないよう、小出しで(爆、ぼちぼちやってまいりましょう☆
by watersprite_izumi (2009-01-29 02:29)
私も婚活がんばります。「ただ、少しでも結婚したいなと思う気持ちがあるなら、一生に一度くらいご縁を引き寄せるべく努力すべきと思うだけでございます。」おっしゃるとおりです。勝手に「激励」と受け取りました。ありがとうございます。
by チャリりん (2009-02-13 19:44)
>チャりりん様
結婚したいな、と思っておられる貴方様に「激励」と受け取っていただいて嬉しいです☆
たまに立ち止まって冷静になりつつ、後で笑っていられる婚活になりますよう、お祈りしております。
by watersprite_izumi (2009-02-14 02:30)