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少しだけ気持ちよく生活するために [情けない・・・ヨヨヨ]

こちらで唯一の日本人のお友達が先ごろ約1ヶ月、日本に戻っておりました。
アメリカの生活も私はとっても満喫していると思っておりますが、日本は日本でまた格別、しかも季節は桜の季節…!!
ちょっとうらやましい私でございました。

彼女が帰ってきてから、いろいろと話をした中で少し悲しい気持ちになったことがありました。

彼女は息子さんが2人おります。下の子が今丁度2歳半、こちらの保育園に通っていて出てくる言葉が英語単語、という状況でございます。家では日本語しか使っていないにもかかわらず、です。
その息子さん、日本での滞在先の近くを散歩している時に、行き交う人に向かって「Hi!!」を連発していたそうです。
というのも、ソルトレークで普通にそうやってお散歩しているからなのですが。

そうすると、その行き交った人たち。

無視。顔をそむける。変な顔をする。あからさまにイヤな顔をする。
お返事返してくれた人が居なかったそうです。

そして彼は3日で「Hi!!」と言わなくなったのだそうでした。


子供のことですから、日中のお天気の良い時間にお母さんかお父さん、またはお祖母さんとお散歩していたはずです。多摩ぷらーざの駅の利用圏内で、住宅街のことでしょうし、忙しいサラリーマンが行き交うような場所ではなかっただろうと思っております。
それなのに、小さい子供の挨拶に対する反応がこれでは少し悲しすぎるなあと思ったのでございます。
その人たちは「こんにちは」はおろか、せめてにっこり笑うくらいのこと、どうしてしなかったのでしょうか。
以前に東京へ研修に行っていた時も、電車内のギスギス感に辟易して、「私は東京には住めねえ」と思ったことはございます。ただこれは大人同士、ラッシュ時のことでしたから仕方がないのかとも思っておりました。
知らぬ他人様とはいえ、少~し譲り合っただけ、にっこりしただけでお互い気持ち良く一日過ごせるのではないかと思うのです。自分のことしか考えない、関心がない人が増えているから、子供たちも利己的になって当たり前なのだと、これでは「教育が云々」という以前の問題ではないかと悲しくなりました。

日本を出て、逆に私は日本人の良いところが沢山あるとしみじみ思います。日本人で良かったとも思います。
英語には「いただきます」「ごちそうさま」に相当する言葉がありません。「行ってきます」「行ってらっしゃい」「ただいま」「おかえり」も一応言う言葉としてはあるのですが、ニュアンスまで同じ言葉はありません。同じ延長線上でやはり「おはよう」「こんにちは」「こんばんは」「おやすみ」などの挨拶は大事だとつくづく思います。日本はそういう挨拶だけ、の関係でさえも大事にしてきた民族ではないかとも思うのです。

私はアメリカの大都会は知りませんので、何とも言いませんが、散歩中に行き交う人とにっこり、「Hello」だけで景色が違って見えるのがとても好きです。
別にいちいち挨拶をするのが良いとは思いません(特に都会では)が、目が合ったらにっこり、くらいしても困らないんじゃないのかなと思っております。少なくとも、ぎすぎすするよりはずっと良いなあ、と思います。
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