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ねつのはな [情けない・・・ヨヨヨ]

表題のとおり、ねつのはなができました。

しかも、近年になく広範囲に出ました(泣 その一週間くらい前から、指がかゆくて少しぶつぶつしているので夫に見てもらったら、「帯状疱疹」とあっさり言われ、あまりスケジュールを詰めずにのんびりしているように気をつけたのですが、とうとう口唇に(号泣

日本でも時々なっておりましたので、私は放置を決め込みかけたのでございますが…。

夫曰く、破裂すると感染の恐れあり(特に幼児)、そして悪くすると脳の方へウィルスが回ると厄介な事態に陥るとのことで、切れていた保険を更新して、慌てて病院へ行ってまいりました。 以前にも病院へは行きましたが、全て予防接種のためで保険を使うことはありませんでしたので、今回が事実上初めての保険診療でございます。

行く前から少々ドキドキしておりました。元々医者嫌いで丈夫なため、病院とは縁の薄かった私でございますが、上達してきたとはいえ、英語で乗り切れるのだろうかという不安だってございます。 とにかくこちらの病院は予約を取ることから始まります。 それは結局夫に頼ってしまいました。 予約が正午からというので、20分以上前に行って、受付やら問診の手続きをしてもらいます。 診療室に入るのは実際3度目とはいえ、いつもは注射の恐怖でゆっくり周囲を見渡す余裕もなかった私、やはり恐る恐る看護師さんに付いて入室いたしました。 今回は椅子に座れと言われ、血圧と身長と体重を計られいくつか問診をしてくれたのですが、何とか乗り切り、別の診療室へ。

診療室には、各国の言葉で主要な愁訴や病気の名前が書かれたポスターがでかでかと張られておりました。 さすがに留学生とその家族の多い学校だなあと思ったり、注射器が捨てられているプラスチックボトルの注意書きを見て「さすがにヤバイ病気への予防がしっかりしているなあ」などと感心したりしておりました。 診療室では、先生が触りもせず(感染するかもしれないので当然です)、薬を処方してくれました。服用方法と、一般の売薬で、効果のある軟膏も教えてくれ、それも一応理解できたようで、無事に戻ってまいりました。 先生たちも留学生慣れしているので、比較的ゆっくり、わかりやすく言ってくださるので有難かったです。 おかげさまで、薬の服用は5日間、塗り薬は7日間でほとんど完治いたしました。 その間、人間はおろか、動物とのキスも止めてください、と言われ、今までそういった環境に居なかった私には、「そういうことも言う必要がある文化なのね」としみじみ感じる一言でございました。

支払いは結局、薬代の10ドルのみで、私の診療データは直接保険会社へ行き、そこから直接支払われるようでした。 自己負担なし、には夫も驚いていました。大抵は10ドルくらい払うものだそうです。 必要なら、また病院からか保険会社から連絡が来るでしょうから、その時払えば良いようです。 アメリカでは国が運営する保険制度がないので、保険会社が各自でいろいろな健康保険を販売しています。 その中から勤務先の会社が契約している保険会社と契約するなり、自分で独自に探して契約するなりしますが、カバーする保険内容も、診療時の自己負担額も、結構ばらばらのようです。 日本に居たことのある語学学校の先生は、働いていれば外国人でも入れる日本の健康保険制度にいたく感動しておりました。 自己負担が上がっているとはいえ、日本の健康保険制度は貴重なもののようです。 私は今回3ヶ月で200ドル程度でしたが、40歳を超えると一気に保険料がアップしますし、夫との家族保険に切り替えるだけで倍以上の保険料になるようです。どうしてそうなるのかはよく知りませんが、恐らく妊娠・出産等をカバーする保険の場合は、それが理由ではないかと思います。 救急車の費用も入っている保険によってはカバーしない場合もあるようで、そうなると緊急の救急車さえ呼べないか、利用した場合は気が遠くなるほどの高額な利用費を請求されるようです。

ちなみに、クラスメイトの友人で、自宅の庭先を利用して不用品を格安で売るガレージセールをしている最中に足を滑らせて骨折した人などは、救急車を呼び、その後別の疾患もあってしばらく入院しておりましたが、その治療費を工面するために家を売らなくては、と言っていたそうです。 その人の家は我が家の散歩道の近くにあり、たまたま前を通りかかったら、本当に売りに出ていて、しかも売れておりました。 ということは彼女の話は本当だったのかと少し冷や汗が出てきます。 こんな状況は日本では考えられませんでしたから。 また、救急車を呼ぶのに「(救急車利用をカバーする)保険に入っているか」「日ごろ服用している薬全部」「アレルギーや持病」を確認する必要がありました。 救急隊員にそれらを伝えなくては、体に触ることもしてもらえません。 もし言わずに、救急隊員が何かに感染した場合は、恐らく訴えられるか治療費の請求が来るのだろうと思います。 申告しなかったために、治療中にショック症状等で死亡した場合は、全くの自己責任と言われるのだろうと思います。 そういう部分では、まだまだ日本は大らかだと思う反面、今後は日本でも似たような問題が起こる可能性もあるのではないかと思っています。

いずれにせよ、アメリカでは医者のお世話になるのは極力避けなければならないと感じる出来事でございました。


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