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苛性ソーダ溶液が手に付着してしまいました [情けない・・・ヨヨヨ]

久しぶりの内容が、このような情けない内容というのも悲しいものでございますが、それが私ということで少々開き直りの境地でございます。

ここ半年くらい、手作り石鹸にチャレンジしておりまして、これまで牛乳パックにして数本分の石鹸を作って楽しんでおります。最初はレシピ通りに作っていたのですが、前回はアメリカからはるばる担いできてくださった、無漂白のシアバターがたっぷり1ポンドもありましたので、それをたっぷりと配合した贅沢な石鹸をオリジナルレシピで作っておりました。ですが、シアバターがリッチ過ぎて、これは冬場か特に乾燥する地域で使用する以外に無いのではと思っておりますw

ところで、昨日はお気に入りのカロチンバーに、そのシアバターを最後に少しだけ足したものを作っておりました。これも、無精製のレッドパーム油をシアバターと同じ時にいただいて、それで作った石鹸がとても気に入って使っておりますので、残りを使ってしまおうというコンセプトでございました。

気候も良くなり、オイルを溶かす手間が減って、作業はとてもサクサクと進みました。ゴーグルに花粉症用マスク、ゴム手袋という完全防備での作業も順調で、苛性ソーダ溶液も入れ終えて調子よくかきまぜも終えたのでございます。

さて、一段落したところで一旦片付けをするべく、その強アルカリの水溶液の付着した用具を大量の水で洗っておりましたところ…。ふとゴム手を見ると。

 

 

指の付け根にが空いているではございませんか!!

 

 

うっわ~(汗

やってしまいました、私。 とりあえず、ゴム手袋をはずし、大量の水で流しました。しかし、どのくらい放置していたら「短時間」なのか「長時間」なのかの線引きがわかりません。 またどのくらいの水量で流せば充分な量なのかもわかりません。一応、両手をせっせと洗ったのではございます。

しばらく様子を見ておりましても、気持ちかゆい…かな?程度を感じるだけで、外傷もそれ以外の刺激もございません。手袋をはずした直後はともかく、洗い流した後に表皮がヌルヌルすることもございませんでしたので、そのまま一晩様子を見たのでございます。

 

翌朝。 気持ち少々ピリピリする…かな?という程度でございましたので、そのまま出社いたしました。寝る前、化学知識のある方に「こんなドジをやらかしてしまいました」とメールしましたところ、このような返事が返ってきておりました。

「強アルカリ水溶液は手に付いたのが少量で短時間なら、水洗いだけでも良いですが、アルカリ性なので、大抵中性かアルカリ性の洗剤で洗うのは逆効果で、お酢を掛けて中和するのが一番です。アルカリ性のものは外膚を越えて筋肉や骨を溶かすので注意して下さい。化学薬品をなめてはいけません。酸性のものなら、肌への刺激や火傷で、すぐについたことが分かりますが、アルカリ性のものは、後から支障が出てから気付いた時には、厄介なことになるので特に注意して下さい。アルカリ性のものは、木綿や化繊を殆ど傷つけず、通り抜けるので、ゴムかビニールのエプロンをして扱うのが基本です。床などに落ちた時も、拭き取るより先に、お酢をかけて暫く待ってから、紙タオルなどで吸わせて、ビ
ニール袋に入れて捨てて下さい。その時にも、紙の湿った所を触らないように、ビニール袋で掴むのが安全です。」…という有り難い内容で、さらにネットでも調べましたら、気が付いた時には相当厄介なことになる場合もあるというのが大勢でございました。

今までの私ならば、恐らくそのまま放置していたと断言できます。ですが、来月になれば大きな行事ごとが予定されていることもあり、数日後に「厄介な」状態に陥ることだけは避けねばならないという心理が働いたのでございます。そこで私としては驚異的なくらい早々に、皮膚科へと駆け込んだのでございました。それも美容系でない、まともな皮膚科を必死で探してww オフィス街や皮膚科の個人院は美容系が多く、結局総合病院へ問い合わせをしてから参りました。

診察の結果、大したことはなかったようで、一安心でございました。念のため、ステロイドを配合した軟膏を処方されました。これは、真皮のところで化膿して水疱が出来たりするのを防ぐのが目的のようでございます。2~3回塗って、ピリピリが収まれば止めてくださいと言われました。但しこの薬は、化膿してしまってからでは効き目がないとも言われました。

ちなみに、付着した表面がヌルヌルするのは、表皮がアルカリによって溶けているからだそうです。

石鹸作りをされている方は最近増えておられるようでございますから、万が一、私のようなドジをなさった方がもしおられたら、ご参考になれば不幸中の幸いでございます…(汗 このようなことは無いに越したことはございませんが、万が一の場合、お役に立てますように。

 

※追記※

油分が入ったことろは、お酢をかけるとかえって汚れが落ちにくいそうです。強アルカリに対して何でもお酢をかければ良いというものではないようでございます。 また、金属も腐食させるので、指輪等もはずしておくと良いようです。…と補足をいただきましたw


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indigo

まさに今日石けんを作ったindigoです。大事無くてよかったですね。
以前一度、床に落ちた苛性ソーダに気付かず放置して、見事に床が変色(大きさ5×5ミリ四方)させてしまったことがあります。うち、社宅だからちょっと旦那さんに怒られてしまった(汗)。
床に落ちたときの対処、参考にさせていただきます。
by indigo (2006-06-03 19:10) 

watersprite_izumi

コメントありがとうございます。
今、何故かアメリカのソルトレークに滞在中です。
このページのチェックに来るまでに恐ろしく時間がかかりました(汗

日本に戻ったらオイルの残りを石けんにしないと母が怒りだしそうです。
indigoさんのブログを見て、石けん作りにハマった私としましては、師匠に認めていただいたようで何だかウレシイです☆
by watersprite_izumi (2006-06-28 05:55) 

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