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春の北海道 [旅すること]

昨年のことでございます。

某航空会社の「超割」を見て、我が母が突然「北海道に行きたい」と言い出しました。

一つは、自分の会員になっているホテルの宿泊タダ券が2泊分宙に浮いていたこと。

一つは、話題の旭山動物園に行きたいと常々思っていたこと。

もう一つは、北海道でゴルフ遊びをやってみたかったこと。

さらには、母は北海道へ行ったことがない、ということ。

 

私のほうこそ、母と行く以上当然交通費と宿泊費はタダ。異論のあろうはずがございません。春の東京研修に引っ付けて、会社にはその分も「研修」と称して休みを確保いたしました。…そうすると、会社へのお土産も買わずに済みますから、一石二鳥というものでございます(ww さらには、まだ少々元気のない娘を気分転換に連れて行ってやろうという親心には有り難く乗っておこうというスケベ心満々でございました。

そして、5月の下旬に3泊4日の北海道旅行が実現したのでございます。

航空券の予約、ワンモアレンタカーとホテルの選定および予約は当然、私の役目。ルートの選定と運転手は言うに及ばずでございます。 しかし運転好きの私には苦になるはずがございません。 カーナビ完備で怖いものなしでございます。

無料宿泊券の使えるホテルと、旭山動物園を考慮いたしました結果

1泊目/旭川市内宿泊(千歳~富良野経由)

2泊目/札幌市内宿泊(終日旭山動物園)

3泊目/小樽市内宿泊(午前中札幌市内観光、午後小樽へ移動)

最終日/ゆっくり出発し、買い物して、千歳空港へ

1泊目と2泊目は宿泊券を利用し、航空会社経由のワンモアホテルで小樽の1泊だけを予約いたしました。

 

実際には、5月下旬の北海道は思いのほか寒うございまして、富良野なぞはまだ冬の風景。富良野ワイン工場で少し中から温まり、お花畑では、後1ヶ月もすればここはラベンダー色に染まるのね、と震えながら2時間弱のお散歩を楽しみました。

旭山動物園は、大人でも丸1日楽しめる動物園でございましたが、これはまたゆっくりと書かせていただきたいと思います。

札幌で泊まった翌朝は、あいにくの雨模様。ですが、札幌に行って、何も見ないというのもどうかということで、旧道庁舎とお約束の時計台、大通り公園を見てまわってまいりました。 しかも写真の一枚も撮らず、何故か道庁内でミルクをいただき、職員生協がやっているグリーンアスパラの購入チラシをつかんできただけでございましたw

もっと寒かったのが、午後からの小樽でございます。札幌からはあっという間に到着いたしますから、午後も時間がたっぷりとあります。雨模様といえども、ホテルでダラダラするのはもったいのうございますので、とりあえず町の探索に出かけました。しかし、本当に寒く、カニ店が連なる一帯もレンガ倉庫の周辺もほとんど人が居りません。あまりの寒さに、度々土産物店に入るのでございますが、どこもガランとしておりました。

私は昔、友人と札幌・小樽へ来たことがございまして、その時の小樽の印象が良かったものでございますから、折角の小樽がとても物悲しい印象のまま終わってしまうのかと淋しい気持ちになっておりました。

ところが、翌朝は恐ろしく良いお天気。

気持ちも晴れ晴れと、少々辺鄙な場所にある、「地元の人が使う」という謳い文句の市場へと車を向けました。ところが、ものすごい渋滞。もしや、市場に集中しているのでは、と危惧いたしましたが、何のことはございません。向かいの郊外型ストアのセールに殺到していた車に巻き込まれていたのでございました。

その市場はそう大きくはございませんでしたが、人も少なく、駅横の三角市場のような喧騒もなく、ゆったりと品定めさせていただきました。 そこでアブラガニの生きたのと、毛ガニの生きたのを購入し、ホタテ貝を半ダースもオマケしていただき、まとめてトロ箱に詰めてもらってほくほくしておりました。 ついでに昆布もゲットいたしましたが、これは中央市場の昆布やさんで仕入れる方がモノが良うございました。

それから北一ガラスの周辺でルタオのお店を覗き、お土産物店でこれまた何故かピンク色の岩塩を購入し、千歳方面へと向かったのでございます。

飛行機まではまだ時間がございました。

そこで、私が気になっておりました、ノーザンホースパークへ行くことにいたしました。

北海道といえば、競走馬の産地としても有名でございます。しかも、社台の牧場が空港にほど近い場所に点在しており、その中で、一般向けに自然公園を整備して開放している場所がノーザンホースパークでございます。 本当はもう少し遠いところの牧場に、私が大変お世話になった馬が種牡馬生活を送っておりますので、そちらへ行きたい気持ちもございましたが、今回は距離感がわからなかったために断念いたしました。

公園内には、競走馬たちのミニ博物館等もございまして、それを見ていると、いかに社台の馬たちが名馬ぞろいかがよく分かります。公園のはずれまで行くと、空港ファームの馬たちが放牧されているのを見ることができました。レストランの前のガーデンは整備中の部分もございましたが、とてもかわいらしくて気持ちの良いお庭でした。

ひき馬で使われている馬のための厩舎は、中に入らせていただくことができましたが、馬の数よりも多いくらいの猫たちに目がいってしまっておりました。この猫たちは単なるムダ飯食いではなく、カイバなどにつくネズミなどを退治するために飼われているのだそうです。その日はお天気でしたので、半分くらいの猫が、馬とともにお洗濯されていて、日向ぼっこをしながら毛を乾かしている、のどかさが印象的でございました。

ホースパークからの帰り道、少々ヘンピなところにあったガソリンスタンドのガソリン価格にも満足いたしまして、余裕で車を返却し、空港で産地直送のアスパラガスと行者にんにくを購入して家路についたのでございました。

ちなみに、レンタカーは我が家の車がホンダ車のため、車種が違えども慣れたクルマの方が良いとホンダ車の希望を出しておりました。借り出す時には一つアップグレードしてくださって、来て間もないピカピカの新車でした。ラッキー!!


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