松とネコ、そして災難 [ウチのネコたち]
先週の金曜日はネコともどもエラい目に遭いました。
年寄りの早起き(何wで、いつもより半時間ほど早く目覚めた私は、居間でニュースを見ながらボ~っとしておりました。 ネコたちも早い朝食をカリカリして、その辺をウロウロしておりました。
そのウロウロに、異様な音が混じるのです。爪のカツカツと、肉球のヒタヒタ音に加えて、カランコロンという音でございます。何なの。
見てみると、薫が後ろ足に黒いツブをぶら下げております。もしや、う○!?(ヒイイイ さらによく見ますと、幸い小さな石でございました。取ってやろうといたしますと、両手両足の色がいつもと違うような気がいたします。…ホコリだらけっぽい? 一体どこをウロついてきたの、このコは。
確かにホコリだらけに見えます。しかし、ただのホコリだらけでないことに気づきました。ベトベトなんでございます。ベトベトの上に、ホコリやら砂やらがくっついて、毛同士も絡まり倒してコテコテになっていたのでございます。さながら、ホーム○スの髪の毛のようでございました。
どうしたの~、どこ行ってきたの~、と抱っこしてやろうとお腹に手をやりましたら、お腹も恐ろしいまでにベトベトでございました。
この感触には記憶がございました。 絶対に松ヤニです。 我が家には24時間365日、雪の日も台風の日も完全には閉めない窓がございまして、ネコたちはそこから自由に出入りすることができます。その窓へ到達するには、玄関横の松の木を伝って屋根へ上がらなくてはならないので、2年くらい前にも足の腿を松ヤニだらけにしたことがあったのです。 その時は、ドライシャンプーをこれでもかと使いまくりまして、何とか除去できたのでございます。
しかし今回のはケタが違いました。ネコを横から見て、ちょうど下半分全部がベチョベチョ…、パトカーで言えば黒い部分が全部松ヤニという状態でございました。早々に局部シャンプーを諦めた私は、朝風呂ついでに薫も洗濯してやるぅ、と決心いたしました。風呂好きなネコはお風呂へおびき寄せるのに労しないところがありがたいですw
ところが。
シャンプーやら、ボディソープやらを総動員いたしましてもいっこうに落とせないのでございます。濡らしてしまったので、タオルで拭いてやろうとしても体にくっついてしまい、水分をふき取ることができません。しかしそのまま外に出られてしまうと、もっと大変な状態になってしまいます。絡まった毛を切ろうにもハサミが入らないくらい絡まっています。いい加減、出勤の支度もしないといけませんし、もうお手上げです。
←ベトベトが過ぎて、枯れ枝のようになったおみ足w
結局、動物病院送りになってしまいました。
「一応、洗ってみますね」と言われ、最悪はバリカンで下半分ハゲになってしまうのも覚悟いたしましたw もしかして、重油まみれになった海鳥を助けるために大活躍のJOYくんのお世話になっているのかしら…、などとくだらぬことを考えながら仕事しておりました。
夜、勤め帰りに引き取りに参りましたところ。これこれこのような処置をいたしました、とのご丁寧な説明を頂戴いたしました。
簡単にまとめると下記のようなプロセスだそうでございます。
毛皮に付着した松ヤニの落とし方w
①食用植物油を松ヤニとなじませるようにして溶かす
②その溶かしたものを、食器用洗剤で洗い流す
③落ちるまで何度か繰り返す
④どうしても落とせない部分は、絡まった毛ごとバリカンかハサミで切り落とす
オプションとして、洗濯物が暴れる場合は、血液検査のうえ麻酔をかけてから処置する。
…といったことでございます。
しかし朝からのいろいろな処置に耐えた上、極め付きに大嫌いなお医者さんへ連れて行かれ、半日入院までさせられてしまった薫の恐怖と怒りはハンパではございませんでした。 私が迎えに行っても威嚇しまくり、ネコパンチ炸裂の大暴れ。ケージから出されると、またイヤな目に遭うと思い込んでいるようで、「おウチに帰るよ」と言っても全く聞く耳持たずです。結局、ケージとエリザベスカラー、保延袋を借りたまま、連れて帰った次第でございます。
そしてかかった費用、17,000円ナリ(大泣
最近は「ベタベタにしたら、また病院行きにするからね」と脅しつつ、秀之介には「ベタベタにならずに出入りできるルートをちゃんと教えてやって」と説教しておりますw 秀之介はとばっちりでございますねw
ネコともども、ヘトヘトになった一日でございました。
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